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今回の手順
1:ローカルリンク集だけを作ったHTMLファイルを保存し1タブ目にそれを開く
ファイルは【これ】です --- 多分開けると思う
2:2タブ目~21タブ目までは、1タブ目のリンク集から開く
3:1タブ目にフォーカス開いた状態で使用メモリ量を計測した

Sleipnir3のPluginContainerの件があったので計測しなおした
結果一覧表とグラフ
旧データは【こちら】
一覧表の見方
・Bold表示になっているのは平均値よりもメモリ消費量が少ない事を示す
・セルの背景について
-赤:1位
-ピンク:2位
-オレンジ:3位
-表中の黄色:平均値前後
-薄灰:最下位
・一覧の最下部(黄色部分)が平均値
グラフの見方
・棒グラフが各ブラウザの値
・水色の線グラフが平均値
グラフが見難くてすいません・・・ビエエェェ。゚(。ノωヽ。)゚。ェェエエン!!!
具体的にテスト結果を見てみよう(K-Meleon1.5.4は日本語化してあります)
・タブ数が少な目だとK-Meleonの独走状態
K-Meleon >> Lunascape6(Trident) > Lunascape6(Gecko)
・タブ数が中程度(9タブ目)以上になるとSleipnir3が徐々に実力を発揮し始める
Lunascape6(Gecko) > K-Meleon > Sleipnir3(Gecko)
・それ以降になるとほぼLunascape6(Gecko)の独走状態
Lunaccape6(Gecko) > Sleipnir3(Gecko) > K-Meleon ≒ FireFox10
・FireFox10、Opera11、Lunascape6(Trident)はほぼ平均値より良好
-最も平均的なのはOpera11
-FireFoxは拡張機能を入れるほど重たくなる
-20、21タブ目はFireFoxはPluginが急激に重たくなった
(ページ固有の何かがあるっぽい。他ブラウザでも20タブ目に開いたサイトは重めだった)
総評 (主観混じりです)
ブラウザの性能を比較しているサイトはたくさんあるが、大抵は「拡張機能をいれず素の状態」で比較している場合が多く実際の使用感と食い違うと言わざるを得ない。
ブラウザを入れ替えようと思う人なら自分の好みに合わせてある程度のプラグインや拡張機能を追加するものだ。また、Flash動画(YouTubeやニコニコ動画など)を見る人やPDFファイルを閲覧する場面も意外とある為、いくつかのAdobe関係のプラグインなどはほぼ必須であることは言うまでもない。
FireFoxやchrome、Lunascape、Operaなどカスタマイズ性が高いとされているブラウザであるほどその傾向は強く、開発側もその前提で設計してるから、素の状態では軽く(メモリ消費量)見えて当然とも言えるだろう。
そのような観点から全テストで普段使っている設定や拡張機能を含めた状態で比較した為、他の比較サイトと異なる結果になっているのは当然だろう。(3/5追記)
前回のテストに続きIE9は問題外だった・・・
LunascapeやSleipnirなどIEコンポーネントを必要とするブラウザも多く、OSや他のソフトが不安定になる可能性がある為使わなくても削除することは好ましくない。そのような事情から最低限度のプラグインしか入っていない(他で使っているのと共通になっているもの程度)わけだが、タスクマネージャーを監視しているとタブを開けば開くほどプロセス数がどんどん増えていくシステムになっていることがわかる。
色々な機能を別プロセスで管理しているchromeがうちの環境では最初から最後まで一貫して7プロセスだったのに対してIEはテキストのみの1タブ目で2プロセスから徐々に増えて行き21タブ目ではプロセス数が10プロセスとchromeを上回り、そのメモリの消費量も多かったのが重たい主因になっている。(3/5追記)
その他では、FireFox、Safari、Sleipnire(Gecko)が本体+1プロセスとなっている。
同じGeckoエンジンを利用しているハズのK-MeleonやLunascape(Gecko)が別プロセスを利用してない点が軽くなっている理由とも言えるだろう。
Sleipnir3は公式でマルチタブに強いと言う点を押し出してきているが、Tridentモードでは結果を出せていないようである。これだけが20タブ目でクラッシュし、タブを復元したが・・・めちゃくちゃ遅かった。
(他のブラウザでも20タブ復元しようとしたら遅いのは当然)
Geckoモード時のpluginContainerの存在を見落としていたこともあったのでSleipnir3は再計測をした。
今回はマルチタブでページを開く速度を計測していないので体感の話だが、ページが開く速度に関しては「chrome、K-Meleon、Safari、Opera」は速かった。これは全ブラウザについて言えるがページによって得意・不得意があるようで開くのに時間のかかるページもあった。今回はなかったがSafariに到っては不得意を通り越してクラッシュするページもある。
今日気づいたことなんですがK-MeleonのUIでタブが画面の下にあるっていうのは、設定で通常の位置にすることができました。(デフォルト状態が画面下部に設定されてるだけ)
URLバーからの検索が落ちる問題も解決できたので、何かの拍子でクラッシュしやすい傾向がなんとかなればなぁ~・・・。
オンラインゲームを起動しつつ裏で公式やWIKIを開いて検索をする場合、ブラウザの消費メモリやCPU占有率が低い方がクライアントの動作を圧迫しないのでありがたいのです。そう考えると、10タブも開くことはほぼないから、K-Meleonのメモリ消費量の少なさと速さはなかなか魅力的。Javascriptが動きまくるページじゃなかったらCPU占有率もあがらないしねぇ。
ただ、このブラウザ、終了してもプロセスが残るということを以前書きましたが、タスクマネージャーからプロセスを終了させると異常終了となってしまい起動のたびに怒られるのがウザイ。
アンインストールしようと思ったら、ブラウザを終了させた後PCを再起動してプロセスを正常終了させてからじゃないとならないっぽいです。(うちではこうしないとアンインストールができなかった)
参考データ
これはブラウザ起動後に実際にページを開く速度を10回計測した平均を取ったデータです
手順
・ブランクページで起動
・何度かテストページを開き計測終了のタイミングを見計らう
・10回分の値を取る(通信状況などで異常な値が出たときは無効とした)
・(数字)i.ytimg.comとの通信はyou-tubeのサムネイルサーバーとの通信のようです
参考サイト:s.ytimg.com とは一体何だったのか
chromeなどでURLバーから検索する際に「ytimg.com」を「yting.com」とすると中国語のサイト(キャプチャ画像)に繋がりますwwwwww紛らわしいですね。
と話がそれましたが

ブラウザ起動後のテストページ表示速度一覧
今までのテストで速いと思っていたK-Meleonの表示速度が飛びぬけて遅いのが意外でした。
恐らく、K-Meleonはうちのページみたいな作りが苦手なのでしょう。
マルチタブでよくあるポータルサイトを開く際には特にストレスはありませんでした。
ブラウザのトータル性能

総合性能一覧
一覧の見方
・M-tab:21タブまで開いた時のメモリ使用量をタブ数毎にポイント化しそれを平均した値
・S-tab:テストページ一つだけを開いた時のメモリ使用量をポイント化した値
・Js-CPU:Javascriptが動き続けてるページでのCPU占有率をポイント化した値
・noJs-CPU:Javascriptが動き続けていないページでのCPU占有率の平均値
(分母が0になる為止むを得ず生の値を用いた)
・TS1:ブランクページでの起動速度(7回の平均)をポント化した値
・TS2:テストページでの起動速度(7回の平均)をポイント化した値
・TS3:ブラウザ起動後にテストページを開く速度(10回平均)をポイント化した値
※各カテゴリの最小値を1とした場合に各ブラウザの値の倍率をポイントとした
・Sum1:7項目のポイントの合計値
・Sum2:メモリ使用量を除いた5項目のポイントの合計値
・Sum3:速度だけに着目した3項目のポイントの合計値

テスト結果をグラフ化
この結果を見る限りでは、総合的に一番PCに優しいブラウザはLunascape6のTridentモードとなるが、当ブログの編集を行う際の使用感は、かなりもっさりしているのでテスト結果と使用感がイコールとは言い難い面もある。速さを重視するならchromeだろう(ブログ編集も快適な為こちらがうちのメインブラウザ)が、Googleが強引に個人情報を集めだしてるのが困りもの。
⇒内容は次回の記事に譲ります
Sleipnirも悪くないのだが速さの点でchromeに及ばず、総合成績でもLunascapeに劣る。
Geckoは悪くないが、Javascriptを動かすのにCPUにかかる負担が大きいのでページを選ぶ。その中ではFireFoxがわりとマシ。(グラフ中の黄色部分)
Sleipnir3はブックマークのインポートが多数のブラウザに対応して手軽にできるのが良い。
よくあるのはIEのみか、よくてFireFox、Operaがいけるやつもあるがインポートしようとすると自分でブックマークファイルを探してあげないとならないことも多くてけっこうめんどくさいんですよね。
やっぱ、ここに落ち着くのかって言う感じの結果となりましたが、使う人の環境(PC構成、通信状態などなど)、必要とする機能、使用目的などによって変わってくるのは当然ですよね。
なのでこれは飽くまでも参考資料と捉えていただければいいと思います。
ネタ
★このブラウザ使ってる人はこんなイメージ?
このサイトの画像、かなり極端な例になってるけど、当たらずも遠からずな気がしないでもない
余談
2012/4/5 追記
Slaipnir3やMSNメッセンジャーでウィンドウの表示が滲んでしまって表示がひどい事になる場合があります。うちの場合ですと、原因はATIのドライバーのCCCの設定の問題でした。
CCC起動
> ゲームタブ
> 3Dアプリケーション設定
と進んでいき一番上の項目にある
「形態学的フィルタリング」のチェックを外す
これで上記の表示の滲みはなくなります。
GeForce系については使ってないのでわかりませんが、もし同様の不具合?があるなら、似たような設定がないかチェックしてみてはいかがでしょうか?