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今日も入院中の読書から。

あなたの知らない愛知県の歴史

本当に知りたかった「古代~近代史」入門
愛知の観光地と聞かれて、ついつい「名古屋城くらいしか・・」と答えてしまう愛知県人もいるという。
味噌カツやパチンコ、トヨタの名は知っていてもその由来となると分からない。
尾張と三河ではそれぞれの個性をもって存在している。
天下人となる信長・秀吉・家康を輩出した愛知県。
戦国・江戸時代ばかりがお馴染みだが、古代もあれば中世・近代史もあったはず。
本書は、本当に知りたかった愛知県の「古代史~近代史」入門書。
歴史の流れと、歴史上の人物、歴史的な大事件がQ&Aで「手軽」に読めて楽しめる一書。


監修 山本博文

山本 博文(やまもと ひろふみ、1957年2月 - )は、日本近世史専攻の歴史学者。岡山県生まれ。
経歴
1980年 東京大学文学部国史学専修課程卒業
1982年 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(国史学)
1992年 「幕藩制の成立と近世の国制」で文学博士号取得(東京大学)
職歴
1982年 東京大学史料編纂所助手
1994年 東京大学史料編纂所助教授
2001年 東京大学史料編纂所教授
2010年 東京大学大学院情報学環教授、史料編纂所教授
受賞
日本エッセイスト・クラブ賞(1992年)



追記に続く

愛知県の古代史~近代史にかけての様々なエピソードが盛り込まれていて、さらっと読める内容ではあったが、しょっぱなから疑問符がつく文章があって、その後の内容がどこまで信じていいものやら・・・

何が疑問符付だったのかというと、「Q2 前期弥生文化の東進が三河で停滞したのはどうしてなのか?」の内容。
(目次は本文リンク先にありますので参考にどうぞ)
該当部分を引用してみよう。

朝鮮半島から九州北部に水稲栽培が伝わったのが紀元前ニ世紀頃と考えられ、稲作をともなう弥生人と弥生文化は、先住者と在来の文化を駆逐しつつ列島を北上する。


これは恐らく学閥の問題なのかな?どういうことかというと、この記述が以下の仮説をベースとしていると思われるからである。

騎馬民族征服王朝説(きばみんぞくせいふくおうちょうせつ)とは、東北ユーラシア系の騎馬民族が、南朝鮮を支配し、やがて弁韓を基地[1]として日本列島に入り、4世紀後半から5世紀に、大和地方の在来の王朝を支配ないしそれと合作して大和朝廷を立てたという説。騎馬民族日本征服論ともいう。東洋史学者の江上波夫が考古学的発掘の成果と『古事記』『日本書紀』などに見られる神話や伝承、さらに東アジア史の大勢、この3つを総合的に検証した結果、提唱した考古学上の仮説である。
この学説は戦後の日本古代史学界に波紋を広げ、学会でも激しい論争となったが、細かい点について多くの疑問があり、定説には至っておらず[2]、一般の人気や知名度に比べ、支持する専門家は少数派にとどまっているとされ[3]、今日ではほとんど否定されていると言う者もある[4]。社会的な変化を説明するのに、騎馬民族征服王朝説はある意味で便利であり、騎馬民族の征服を考えなくても、騎馬文化の受容や倭国の文明化の契機は十分に説明が可能である[5]とする者もいる。
※傍線引用者


しかし、現在では既にDNA検証等を通して日本の稲の伝播経路は朝鮮半島経由ではないことが有力視されている
稲作

日本への伝来 [編集]
稲の伝来に関して、以下の説が主なものとして存在する。
1. 揚子江下流域から直接九州北部に伝来(対馬暖流ルート)[2]。
2. 江南から西南諸島を経て九州南部へ(黒潮ルート)[3]。
3. 揚子江下流域から遼東半島を経由して朝鮮半島を南下して九州北部に伝来[4]。
4. 揚子江下流域から山東半島(斉の田)を経て、朝鮮半島南部を経由して九州北部に伝来[5]。

2.の江南からの宮古島を経由する黒潮ルートは柳田國男の提唱した海上の道で名高かったが、北部琉球での稲作を示す考古学的資料が出ていないため関心が薄かった。しかし、岡山県で6000年前の陸稲(熱帯ジャポニカ種)のプラント・オパールが次々に発見された等により、水稲伝来も考えられるとして再び注目されつつある[6]。
3.遼東半島から朝鮮半島を南下するルートは、遼東半島の大嘴子遺跡で3000年前の炭化米が発見されている。しかし朝鮮半島南部および日本の北部九州のものとは品種が異なり、朝鮮半島を南下したとは考えにくい
4.については、山東半島の楊家圏遺跡、朝鮮半島南部の大坪里遺跡、無去洞玉峴遺跡、松菊里遺跡などで、日本のものと近いか先行する時期の水田跡や炭化米が発見されている[7][8]。しかし日本で発見された水稲の中には、RM1-b遺伝子を持つ品種が混じっていたが、朝鮮半島ではRM1-bを持つ品種は存在しない。そのため他のルートでの伝播もあった可能性が高い

2005年、岡山県彦崎貝塚の縄文時代前期(約6000年前)の地層から稲のプラントオパールが見つかり、縄文中期には稲作(陸稲)をしていたとする学説が出た。それに加え、極東アジアにおけるジャポニカ種の稲の遺伝分析において、朝鮮半島を含む満洲からジャポニカ種の遺伝子の一部が確認されないことなどの複数の論拠から、水稲は大陸(中国南部以南)から直接伝来したとする学説(対馬暖流ルート・東南アジアから南方伝来ルート)が見直されている
※傍線引用者


その後、尾張で稲作文化が停滞し三河以東に伝播しなかった理由についていくつかの説を紹介しているが、これも疑問があるので更に本文から引用してみよう。

稲の性質が低温地帯での生育に適さず、品種改良がなされるまでの間、三河以東に進めなかったと考える。縄文人が異質文化の侵入に抵抗したことも十分考えられるが、西日本の食料資源が貧弱だったため稲作文化が急速に受け入れられたのに対し、狩猟や漁労による食料が豊富だった東日本は稲作導入に積極的でなかったとする考えもある。


まず、この前半部分であるが何が疑問なのかは以下の地図を見てもらうとわかる。
capture-20130315-112730.jpg
遼東半島から朝鮮半島を南下して九州北部に伝播したのが正とするなら、日本の中心部よりもかなり高緯度にある地域から伝播してきた品種が日本の気候で伝播が阻まれたとは考えにくい。南方から伝播した品種であればこの説明でも可能性はありえる。
また、後半部分の西日本が東日本に比べて食料資源が貧弱だったという話も根拠がまるで不明。現在でも西日本は海産資源も豊富であり狩猟や漁労が困難だったり資源が貧弱だったとは考えにくい。ただし、西日本がより先進地帯であり人口が多く東日本に比べて同様の資源があったとしても不足気味だった可能性はありえる。
更に、奈良県の纒向遺跡の研究成果によると

3世紀を通じて搬入土器の量・範囲ともに他に例がないほどの規模であり、出土土器全体の約15%が駿河・尾張・伊勢・近江・北陸・山陰・吉備などで生産された搬入土器で占められ、製作地域は南関東から九州北部までの広域に拡がっており、西日本の中心的位置を占める遺跡であったことは否定できない。また、祭祀関連遺構ではその割合は約30%に達し、人々の交流センター的な役割を果たしていたことがうかがえる。このことは当時の王権(首長連合、邪馬台国連合)の本拠地が、この纒向地域にあったと考えられる。


ということがわかっており、征服による集合というよりも各地域の首長連合の中心地域といった性格の方が強かったという見方をされていることもあり、前出の江上学説に反する結果と言える。これは古代の天皇が中国の皇帝のような専制君主ではなかった(5世紀の21代雄略天皇のあたりから専制化が進む)事とも一致していると思われる。

このように何か説明が不十分というかチグハグでいまいち納得のできないものとなっている。
まぁ、σ(o・ω・o)は学者でもなんでもないので正確なことは知らないけど、いきなりこのような内容から始まる本書の内容をどこまで信用していいものか甚だ疑問が残り、常に疑いつつ読み進める事になってしまったのは非常に残念。また、誤字や欠字が多く校正が粗い事もかなり気になった。

そんなことで今日はここまで。

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プロフィール

ねおち

Author:ねおち

北海道帯広市出身
愛知県岡崎市在住


【略歴】
北海道帯広柏葉高等学校卒業
空手家

水商売からCocktail&PastaのBar経営を経てプログラマーへ転身
現在は年中夢求


趣味:PCいじり、読書(主に歴史関係)

錬心舘空手初段、銃剣道初段



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 『夏の雲が雪を降らせる』というほどの自由自在の考えを持つことも時には大切である。
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